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80代の現役ヘルパー 何と職場結婚も

2022年11月8日

 「生涯現役社会」という言葉はすっかり定着しました。「何歳になっても自分の知識や経験、技能を生かして働きたい」「社会との関わりを持ち続けていたい」と希望する高齢者は多く、企業はそれに応えるように定年制度の廃止や延長、高齢者の新規雇用などに取り組んでいます。8月には大阪のインターネット関連企業が「60歳の定年以降は、1年ごとの契約更新で最長100歳まで働くことが可能」という驚くべき新人事制度を発表しました。

高齢者のカップル(イメージ画像)
高齢者のカップル(イメージ画像)

 そうした「働きたい高齢者」が活躍できる代表的な職場として、介護業界が挙げられます。「炊事や洗濯、掃除など、長年の主婦としての経験が生活援助サービスでは貴重」「利用者と年齢が近く、共通の話題が多いためコミュニケーションがとりやすい」といった点で、高齢者ヘルパーは重宝されています。特に若者の絶対数が少ない地方では、高齢者が中心になって動いている介護事業所も少なくありません。地方のある訪問介護事業所では、ヘルパーの平均年齢は70歳にもなるそうです。

 ある有料老人ホームでは、80代半ばの男性が現役ヘルパーとして働いていました。早くに奥様に先立たれ「このまま一人で家にいても何の楽しみもない」と体力維持、認知症予防、生きがいづくりなどを目的に介護業界の扉をたたきました。

 さすがに移乗介助などの力仕事は難しいですが、明るく社交的な性格で、入居者の話し相手や食事介助などの仕事を積極的にこなし、ホームにとってはなくてはならない存在となっていました。

そして、この男性は同じホームで働く70代の女性ヘルパーと恋に落ち、結婚したそうです。ひょっとすると、日本一高齢の職場結婚カップルではないでしょうか。

 

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