新型コロナウイルスの感染が拡大する前の話ですが、首都圏で複数の高齢者施設を運営する大手介護会社が、若手のお笑い芸人を招きました。

　「あくまで個人の感想ですが…」と前置きしつつ、あるベテラン介護士は、100歳を超えて長生きする人には共通点があると言います。

　地域密着型デイサービス「デイサービス琴平」（埼玉県所沢市）の代表、増川信行さんには、忘れられない女性の利用者がいる。

　ある介護福祉士の女性から聞いた、新人の頃の「今となっては笑える話」です。

　「鉄火巻、買うてきといて」 　訪問介護を利用している７０代の男性は、一人暮らし。いつもの男性介護士から「お昼ご飯、どうする？」と尋ねられ、いつもと同じように答えました。

　「日本で一番高級な老人ホームに入居したい」 　高齢者住宅入居相談会社で、来店客の男性は開口一番こう希望しました。

　「本当はダメなんですけど…」 　ある介護施設の職員が、利用者の女性から「あんたのお子さんに、あげるわ」と、プレゼントを渡されました。仮面ライダーの塗り絵でした。

　一般社団法人ジョイサービス代表の大澤和子さんは、埼玉県内の小学校で教員を定年まで勤め上げた。最後に担任した6年生のクラスでは、金髪に染めて登校する男児や、１人の優等生に複数人が宿題を押し付けるいじめを目撃した。…

　介護職に必要なものは何でしょうか？介護に関する知識や技術、思いやりやおもてなしの心、コミュニケーション力、チームワークなどさまざまなものがあるでしょうが、「演技力」も大切かもしれません。

　親は親でも〝親分〟の介護を経験した人がいます。任侠映画では決して描かれないけれども、まるで映画のような数々のシーンがあったそうです。関西で訪問介護をしていた男性の話。

　「うちの施設にはアイドルがいます」 　会員制交流サイト（SNS）などでこうした発信をする高齢者施設は少なくありません。施設で飼っている動物だったり、スタッフの子どもだったりするのですが、中には「本当のアイドル」がいる施設もあります。…

　「Mさんのお店のフルーツが食べたい」。ある利用者さんの何げないお願いが、介護施設と地域の交流を深めることにつながった事例です。