横浜市中区の株式会社U三(ユウサン)は、身体障害特化型人材紹介サービスを行う会社で、今年3月に設立された。代表取締役社長の増田雄基さん(38)は17歳のときに事故に遭い、左足を切断。自身も義足を付けて暮らす身体障害者だ。負けず嫌いな性格から米国へ留学し、帰国後は大企業の子会社やベンチャー企業で健常者以上の年収を得てい…
2023年10月12日
東京都大田区の介護士、畑光美(はた・てるみ)さん(43)は、介護施設などに出張してメイクやネイルケアを行う「介護美容」に取り組んでいる。介護職として働きながら美容と写真を学び、2021年に「訪問介護美容はるめき~笑顔の種まき」を創業。その人らしい最高の笑顔をカメラに収めている。医療・介護だけではアプローチできない〝心…
2023年10月2日
株式会社HANALAB代表、若山克彦さん(47)は介護士歴18年。介護にまつわるイベント、研修や事業所のコンサルタントを行う一方、レクリエーションで注目を集めるパフォーマーでもある。介護現場で使えるDVD「プラスダンス」の発売や、65歳以上の女性に向けた写真集を出版するなど、話題には事欠かない。だが、華やかな一面の裏…
2023年9月24日
※文化時報2023年7月28日号の掲載記事です。 「お寺の敷地を活用し、『福祉マンション』を整備しませんか」。不動産企画開発を手掛けるアース・ホールディングス株式会社(大阪市中央区)の大西勝己会長が、そう呼び掛けている。「福祉マンション」は、生活に困窮する高齢者向け集合住宅で、訪問看護と訪問介護のサービスも提供…
2023年9月16日
作業療法士の荻野秀一郎さん(33)は2020年、東京都大田区に「認知症と転倒予防教室フラミンゴ」をオープン。コロナ禍でYouTube配信に力を入れ、今ではチャンネル登録者数が約8万人となった。そのうち約70%は65歳以上という。高齢者の寿命が延びている時代だからこそ「いつまでも元気に、明るく過ごせるように」と、一人一…
2023年9月10日
金沢市の中学2年、佐々木奏さん(14)は6歳の頃からミシンを使い、バッグやエプロンだけでなく、学校の制服を作ってしまうほどの腕前だ。昨年度は日本縫製機械工業会主催の「第43回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクール」で、応募数3,375点の中から優秀賞を獲得。一方で字が書けないという学習障害を持ち、現在は学校に通…
2023年9月2日
埼玉県美里町のデイサービスで管理者として働く五十嵐亮さん(36)は、業務の一環で認知症の啓発に取り組んでいる。中学生の頃に祖父が認知症を発症したのを機に、大学で社会福祉を学んだ。卒業後は介護職になり、厚生労働省が推進する「認知症サポーター養成講座」を受講。現在は講師役(キャラバン・メイト)として活動している。…
2023年8月27日
特別養護老人ホーム「タムスさくらの杜 練馬」(東京都練馬区)で介護福祉士として働く熊谷祐子さん(54)は、幼い頃から児童館の紙芝居を小さい子に読んであげるのが好きだった。40 代後半に人生の転機が訪れ、介護職に就いてからは、仕事の合間に患者や利用者の半生を聞きながら、一人一人の願いや希望、生きた証しを紙芝居に描いてい…
2023年8月15日
福祉仏教for believeでおなじみの音楽ユニット「たか&ゆうき」にアクシデントが起きた。筋萎縮性側索硬化症(ALS)=用語解説=患者の「たか」こと古内孝行さん(43)が高熱を出し、出演が決まっていた6月のオンラインイベントで歌えなかったという。新曲を1人で歌い切った介護福祉士の「ゆうき」こと石川祐輝さん(41)…
2023年8月6日
岐阜県可児市の車いすタレント・モデル、塚本明里さん(33)は17年前に突然倒れ、病院に運ばれた。全身に痛みを感じ、検査を繰り返して1年半後、筋痛性脳脊髄炎=用語解説=と線維筋痛症、7年後には脳脊髄液減少症であることが判明した。そんな明里さんを一番近くで支え続けるのが母、弥生さん(61)だ。明里さんは現在、治療を続けな…
2023年7月27日
札幌市の大賀佳奈さん(47)は幼少期に脳腫瘍を発症し、2回の手術を受けて左麻痺になった。幼稚園から大学まで、健常者と同じ生活を送っていたが、思春期にはいじめや差別を受けて自分自身を否定したくなることもあった。現在は結婚して2人の息子を育てながら、「伝筆(つてふで)」と呼ばれる文字アートの認定講師として、多くの受講生に…
2023年7月10日
静岡県で活動するイラストレーター大塚紗瑛さん(27)は、2019年11月「老人ホームに恋してる。介護職1年生のめくるめく日常」(祥伝社)を出版した。美大卒業後、地元の特別養護老人ホームに就職。働きながら3年で介護福祉士を取得した。当時の様子を描いたイラストや漫画をインスタグラムで発信したのがきっかけで、出版が決まった…
2023年6月15日
介護付き有料老人ホームSOMPOケアラヴィーレ狭山(埼玉県狭山市)で、介護福祉士として働く市川美和さん(51)は、生まれつき右目の視力がなく、一時は看護師になる夢を諦めていた。高校卒業後は介護現場で働いていたが、30代後半で一念発起。准看護学校へ入学し、見事准看護師になった。今では介護と看護の知識を持ち合わせ、有能な…
2023年5月24日
毎日、何回も目に入る自分の手。ネイル経験者なら、家事やパソコン仕事のたびに、キラッと光る華やかな爪に癒やされた覚えがあるのではないだろうか。福祉ネイリストの醍醐亜希子さん(38)=横浜市神奈川区=は、2020年に一般社団法人日本保健福祉ネイリスト協会で認定講習を受け、資格を取得したという。どのような活動をしているのか…
2023年4月29日
脳卒中を発症した女性3人が結成した当事者の会「チームLEO」。脳卒中フェスティバルというイベントを通じて出会った左半身麻痺の「なお」「ミチャボ」「ひろ」が、2019年に片手で作る料理サークルを立ち上げたのが始まりだ。コロナ禍にも負けず、日々、片手でできる活動や当事者向けのお役立ち情報を、動画投稿サイト「ユーチューブ」…
2023年4月19日