※文化時報2025年7月4日号の掲載記事です。 愛知県岡崎市の安藤梢(こずえ)さん(39)は35歳で乳がんになったのをきっかけに、キッチンカーのオーナーになった。抗がん剤治療中に唯一食べられて、家族みんなが笑顔になれた塩だけのおむすびを、大勢の人に味わってもらうためだ。がん経験者や家族が買い求めに来ることも多く…
2025年9月6日
愛知県瀬戸市の小山麻衣さん(44)は、4人の息子と1人の娘を育てる母親だ。末娘の愛衣(めい)ちゃん(4)は18トリソミーという染色体異常を持って生まれてきた。心臓や呼吸器にさまざまな疾患を抱えるが、多くの愛情を受けて成長。小さな命の重みを、小山さんは日々感じている。(飯塚まりな)…
2025年8月25日
「ファッションは楽しいと伝える伝道師になりたい」。金沢市の洋裁師、橋本久恵さん(50)は2021年6月、同市の石川県済生会金沢病院の売店内に「ファッション外来」を立ち上げた。病気や障害で着たい服を選べない、という人の相談に乗り、服の手直しやリメイクをするためだ。売店を夫婦で切り盛りする傍ら、きょうも入院・通院中の患者…
2025年8月14日
札幌市の鈴木健士さん(40)は2019年10月に不慮の事故に遭い、後遺症で高次脳機能障害になった。仕事を続けられなくなり、就労継続支援B型事業所=用語解説=とA型事業所に通所した。今は利用者ではなく支援者になりたいと、来年以降に自ら事業所を開設する準備をしている。…
2025年8月3日
横浜市内に住む村田雅美さんは、人気ぬいぐるみ作家として活動する一方、神奈川県海老名市にある障害者雇用の屋内農園「IBUKI SAGAMINO FARM」(IBUKIさがみ野ファーム)で管理者をしている。水耕栽培でハーブや野菜を育て、障害のある人たちの仕事をサポートするのが役割だ。…
2025年7月27日
※文化時報2025年4月4日号の掲載記事です。 浄土宗寿光院(東京都江戸川区)と見樹院(文京区)の大河内秀人住職(67)は、30年以上にわたり境内や伽藍(がらん)を開放し、さまざまな社会活動を実践・支援してきた。この取り組みをより合理的、持続可能にすべく昨年、一般財団法人リタ市民アセット財団(藤居阿紀子理事長)…
2025年7月21日
ファッションを通して、誰も取り残さないインクルーシブ=用語解説=な社会をつくりたいと、3人の女性が2024年4月、一般社団法人NiCHI(ニチ、東京都千代田区)を立ち上げた。3人とも、何らかの形で障害のある人のファッションに携わっており、それぞれのブランドの枠を超え、展示販売会やイベントを仕掛けている。共同代表理事の…
2025年7月4日
東京都八王子市の看護師、藤崎舞雪さん(38)は2023年12月、仕事中に脳梗塞で倒れた。重度の後遺症が残って視覚障害者となり、生活は一変。夫と2人の娘に支えられながら、自身の障害について会員制交流サイト(SNS)での発信や講演会を始めた。「目が見えなくなった看護師の私だからこそ、できることがある」と前を向く。…
2025年6月27日
映像作家の宍戸大裕さん(42)=東京都小金井市=はドキュメンタリー映画を中心に制作している。2月8日に公開された映画『杳(はる)かなる』では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)=用語解説=などの難病患者を撮影し、日々の暮らしや心の葛藤を描いた。この作品では、宍戸さん自身が一瞬登場する場面があり、患者たちと向き合う様子が映っ…
2025年6月21日
音楽ユニット「たか&ゆうき」について、福祉仏教for believeではこれまで彼らの音楽活動を追いかけてきたが、今回は日常にまつわる大切な出会いを紹介。筋萎縮性側索硬化症(ALS)=用語解説=患者の「たか」こと古内孝行さん(45)に寄り添う重度訪問介護員、鈴木貴博さん(47)に焦点を当てる。…
2025年6月11日
埼玉県久喜市の平田舞乃さん(21)は脊髄腫瘍、側彎(そくわん)症、膠原病(こうげんびょう)と三つの病気を患っている。小学4年生で突然歩けなくなり、入退院を繰り返して現在までに3回の手術を受けた。障害者雇用の在宅勤務で経営コンサルティング会社に就職し「やりがいを感じている」と話す平田さん。人との縁を大切に、もっと自分を…
2025年6月2日
仙台市の社会福祉士、木村絵美子さん(40)は2023年6月に「凹凸(おうとつ)ラボ」を立ち上げ、「怒りを灯(あか)りに変える」をテーマに、子どもの発達特性に関する講演活動を行っている。2人のわが子の発達障害に悩む時期があったという木村さんは、自分を変えるためにアンガーマネジメント=用語解説=を学び、今後は精神保健福祉…
2025年5月22日
札幌市の谷口華苗さん(40)は、中高年向けにダンスの「パラパラ」を教える講師として活動している。13歳のときにパラパラに魅了され、それ以来27年間、踊り続けてきた。昨年からは趣味の域を超え、介護ビジネスとして発展させたいと、介護予防教室のプログラムに取り入れている。屋号は「華苗」にちなんで「Kanae te clai…
2025年5月10日
※文化時報2025年2月14日号の掲載記事です。 大津市の住宅街に一軒家を借りて運営するNPO法人こどもソーシャルワークセンター(CSWC)は、さまざまな事情で生きづらさを抱える子どもや若者たちに安心して過ごせる居場所を提供し、住み慣れた地域の中で支えていく活動に取り組んでいる。幸重忠孝理事長(51)は仏教福祉…
2025年4月25日
全盲のシンガー・ソングライター大石亜矢子さん(49)は27年間にわたり、音楽活動を続けてきた。プライベートでは結婚・出産を経て、8年間生活を共にした盲導犬イリーナとの別れを経験。現在は盲導犬のいない生活を送っている。「音楽のない人生は考えられない」と語る大石さんに、これまでの人生とこれからの希望を語ってもらった。…
2025年4月11日