※文化時報2022年6月17日号の掲載記事です。「上」からの続きです。 周防正行監督に初めて登壇をお願いしたのは、2014(平成26)年10月に鹿児島で開催した九州弁護士会連合会大会シンポジウムだった。…
2023年2月22日
※文化時報2022年6月3日号の掲載記事です。 5月27日、「再審法改正をめざす市民の会」の結成3周年を記念したイベント「無実の人々を救う再審法改正をめざす議員と市民の集い」が衆議院第1議員会館で開催された。…
2023年2月16日
※文化時報2022年5月20日号の掲載記事です。 風薫る5月。街のそこかしこで新緑がまぶしい。春の桜も秋の紅葉も素晴らしいが、私は清々(すがすが)しい風に揺れながら陽光にきらめく早緑(さみどり)に彩られるいまの季節が好きだ。 …
2023年2月8日
※文化時報2022年4月29日号の掲載記事です。 京都に移籍して2度目の春を迎えた。昨年の春は、鹿児島の事務所を整理し、移籍に伴うさまざまな雑務に忙殺されていたため、顔を上げて桜の花を愛(め)でる気持ちのゆとりがなかった。京都には桜の名所がそこかしこにあるのに、桜を見た記憶がないのだ。…
2023年1月31日
※文化時報2022年4月15日号の掲載記事です。 このコラムに「姉と弟」のタイトルで紹介した(2月18日号、3月4日号)袴田事件の早期再審無罪を求める院内集会が3月29日、衆議院第一議員会館で開催された。メイン企画は「検察官の正義とは」と題する村木厚子さんと私の対談だった。 …
2023年1月23日
※文化時報2022年4月1日号の掲載記事です。 学校でのいじめが深刻な社会問題となって久しい。2013(平成25)年、「いじめ予防対策推進法」が施行されたが、ネット社会の子ども世代への浸透を背景に、無料通話アプリ「LINE」や動画投稿サイトを媒介とする新たな態様のいじめも増加し、いじめられた子どもが自ら命を絶つ…
2023年1月13日
※文化時報2022年3月18日号の掲載記事です。 3月8日、本紙主催の「福祉仏教全国連絡協議会 第6回バイキング講座」で「罪も人も憎まない」と題する講演をさせていただいた。…
2022年12月27日
※文化時報2022年3月4日号の掲載記事です。 袴田巖さんは、逮捕されてから、2014年3月の静岡地裁による再審開始決定に伴い釈放されるまで、45年以上もの間、拘置所に身体を拘束されていた。1980年12月に死刑が確定してからは、日々死刑執行の恐怖にさいなまれ、徐々に精神を病んで自分の世界に閉じこもるようになっ…
2022年12月16日
※文化時報2022年2月18日号の掲載記事です。 2月9日、浜松駅に程近い賃貸ビルの3階に住むこのビルのオーナーが、89歳の誕生日を迎えた。全国からたくさんのお祝いの花とメッセージが届けられた中に、「秀子おめでとう 袴田巖」とぶっきらぼうに書かれたのし袋があった。 …
2022年12月7日
※文化時報2022年1月21日号の掲載記事です。 2022年の仕事初めは1月6日。事件から42年もの間無実を叫び続けてきた、大崎事件の原口アヤ子さんに、今年こそ再審無罪の「春」を届けようと、東京で開催された集会で講演した。折しもこの日の首都圏は大雪だったが、会場は雪をも溶かす熱気に包まれていた。…
2022年11月19日
※文化時報2021年12月2日号の掲載記事です。 わが国には死刑制度がある。死刑判決や死刑執行は必ずニュースとして報道される。例えば家族で夕飯の食卓を囲んでいる時間にそのニュースを聞いた人々は、どのように感じているのだろうか。 …
2022年11月1日
※文化時報2021年11月18日号の掲載記事です。 弁護士という職業は、人の死に関わることが比較的多い仕事である。相続や遺言をめぐる紛争や交通死亡事故で代理人として関与することは珍しくない。殺人、傷害致死などの刑事裁判では弁護人の存在が不可欠であり、さらに被害者(遺族)側に弁護士が就くこともある。…
2022年10月25日
※文化時報2021年11月4日の掲載記事です。 ダウン症で重度の障害のある6歳の息子の行く末に絶望し、発作的にわが子の首を絞めて殺害してしまったA子さんが逮捕された直後、彼女の夫が、当時私の所属していた法律事務所を訪れ、妻の弁護を依頼した。夫は、仕事が忙しくて育児はA子さんに任せきりだったこと、自分の母は障害に…
2022年10月18日