※文化時報2025年7月4日号の掲載記事です。 昨年9月6日、名古屋在住の作家・大門剛明(だいもん・たけあき)さんと、京都の私の事務所で初めてお目にかかった。大門さんは龍谷大学出身、京都を舞台にしたデビュー作『雪冤(せつえん)』で第29回横溝正史ミステリ大賞を受賞した。その後も冤罪や再審をモチーフにした小説を多…
2025年9月11日
※文化時報2025年6月17日号の掲載記事です。 毎年6月になると上智大学グリーフケア研究所人材養成講座(大阪サテライトキャンパス)で講義を行います。社会人向けの講座で看護師、社会福祉士、教員などさまざまな職業の受講生がいます。2020年以降はずっとオンラインなので、30名弱の受講生の顔がほとんど印象に残りませ…
2025年9月3日
※文化時報2025年6月13日号の掲載記事です。 台湾で行われている終末期ケアを学びに、しばしば台湾を訪れています。もはや私にとっては、渋谷に行くのも台北に行くのも大きな変わりはありません。むしろ、渋谷に行く方がややこしくて気が重いくらいです。 …
2025年8月30日
※文化時報2025年6月20日号の掲載記事です。 6月15日、鹿児島県志布志市にはスコールのような激しい雨が路面を叩きつけ、道路を急流に変えていた。しかし、その悪天候をものともせず、志布志市内の介護施設前には30人を超える人々が集まっていた。45年以上無実を訴えて闘い続けている大崎事件の原口アヤ子さんの98歳の…
2025年8月26日
※文化時報2025年5月27日号の掲載記事です。 依存症者の生きづらさは、飲酒や薬物使用のコントロールが利かない依存症という状態や、結果として精神科病院や刑務所に入るということに対してよりも、それらを使わなくなって気付くものが多い。 …
2025年8月22日
※文化時報2025年6月6日号の掲載記事です。 今年2月、高校時代の同級生で、マーケティング・プランナーとして大学で教鞭(きょうべん)を執る傍ら、雑誌「dancyu」に「シネマとドラマのおいしい小噺(こばなし)」という記事を連載するコラムニストの汲田亜紀子さんから、「京都に旅行するので会えないかな?」とのメッセ…
2025年8月12日
※文化時報2025年5月13日号の掲載記事です。 1年ぶりに少年院「加古川学園」(兵庫県加古川市)を訪れた。昨年度に引き続き、今年度も院生さんを前に自分自身の話をさせていただいた。 …
2025年8月8日
※文化時報2025年5月20日号の掲載記事です。 娘との関係で悩んでいるお母さんからの相談が続いています。親になったことがない私にとっては、最も理解が難しい問題の一つです。…
2025年8月4日
※文化時報2025年5月23日号の掲載記事です。 読者の皆さんは「中延(なかのぶ)」という地名をご存じだろうか。東京都品川区にあるのだが、首都圏に在住していても知らない人が多いと思われる。かく言う私も、約四半世紀にわたり首都圏に在住していたが、この地名を聞いたことがなかった。 …
2025年7月31日
※文化時報2025年4月22日号の掲載記事です。 3月16日、大阪で「生きづらさを抱える子どもたち」というテーマで研修会をさせていただきました。主催はNPO法人いちごの会でしたが、大阪府の依存症早期介入・回復継続支援事業の助成金を使わせていただき企画しました。…
2025年7月28日
※文化時報2025年4月29日号の掲載記事です。 前回に引き続き私事で恐縮です。連日還暦を祝っていただき、満60歳の誕生日前後には毎日のように飲み会がありました。こんなにたくさんの皆さんから祝っていただけるとは思っていませんでしたので、びっくりしました。 …
2025年7月24日