検索ページへ 検索ページへ
メニュー
メニュー
TOP > 『文化時報』コラム

読む

「文化時報」コラム

『文化時報』コラム 〈77〉その人のニーズを聞く

※文化時報2024年3月26日号の掲載記事です。  「制度が正しいのではなく、その人のニーズが正しいのだ」。富山市にあるNPO法人「デイサービスこのゆびとーまれ」代表の惣万(そうまん)佳代子さんは話した。3月16日、大阪市生野区で開催された「地域共生ケア全国ネットワーク研究交流フォーラムin大阪」での一言だ。 …

2024年6月21日

傾聴ーいのちの叫び
『文化時報』コラム 〈61〉本当の「多様性」とは

※文化時報2024年4月5日号の掲載記事です。  実は、アルファベットの羅列を解釈、理解するのが不得手で、困っています。特に、LGBTQとSDGsはマークの色味も似ていて、区別がつきづらかった。すみません。不勉強極まりないありさまで、まったくもって申し訳ございません。 …

2024年6月15日

『文化時報』コラム 〈76〉宗教間交流のすすめ

※文化時報2024年3月12日号の掲載記事です。  「凹(くぼ)い所に難儀が集まる。凹い所には宗教者が必要」と聞いたことがある。昨年7月に亡くなった金光教羽曳野教会長・渡辺順一先生がおっしゃっていたそうだ。渡辺先生は、アパートを借り上げてシェルターを開設していた。行き場のない人のために一時的な住居を提供していたの…

2024年6月9日

ヒューマニズム宣言サムネイル
『文化時報』コラム 〈60〉ベレー帽の大先輩

※文化時報2024年3月29日号の掲載記事です。  4月からのNHK連続テレビ小説「虎に翼」が始まるのを心待ちにしている。  主人公のモデルとなっているのは、日本初の女性弁護士の一人で、のちに日本初の女性判事となった三淵嘉子さんである(旧姓は「武藤」だが、本稿では「三淵」と表記する)。三淵さんは、銀行員とし…

2024年6月3日

『文化時報』コラム 〈75〉国家とお金と仏教

※文化時報2024年2月27日号の掲載記事です。  前回のコラム「2月は忙しい」に対して読者からご指摘があった。「建国記念の日」が正しいと。日常会話で「建国記念日」と簡単に口にしているので、よく確認せず原稿に書いてしまったことを反省している。 …

2024年5月28日

傾聴ーいのちの叫び
『文化時報』コラム 〈60〉刃となった言葉

※文化時報2024年3月15日号の掲載記事です。  あと数カ月でこの世を去ることが決まっている方々のお話をお聴きする日々ですが、このところ立て続けに、こんな言葉を伺いました。 …

2024年5月22日

『文化時報』コラム 〈74〉2月は忙しい

※文化時報2024年2月13日号の掲載記事です。  文化時報の読者諸氏は寺院関係者が多いと思う。あすはバレンタインデー。チョコレートを渡したり受け取ったりしているのだろうか? 節分の日に巻き寿司(のり巻き)を丸かぶりする人は少ないような気はするが、チョコの受け渡しは案外しているのだろうと想像している。 …

2024年5月14日

ヒューマニズム宣言サムネイル
『文化時報』コラム 〈59〉藤沢の夜

※文化時報2024年3月8日号の掲載記事です。  冤罪(えんざい)被害者を速やかに救済するためには、再審制度そのものを変える必要があると痛感して、日弁連に「再審における証拠開示に関する特別部会」を立ち上げ、活動を始めてから10年になろうとしている。それ以来、公私ともに激動の日々を過ごしてきた。 …

2024年5月8日

『文化時報』コラム 〈73〉法話への期待

※文化時報2024年1月30日号の掲載記事です。  「まちの保健室=用語解説=で法話をしてくださいよ」と看護師から頼まれた時は、正直言って嫌だった。あかんのん安住荘(大阪市平野区)で月に1回開催されるまちの保健室は、看護師に健康チェックをしてもらい健康相談をする場である。それを目的で集まる地域住民の前で法話をする…

2024年5月2日

傾聴ーいのちの叫び
『文化時報』コラム 〈59〉ソーラーファーム

※文化時報2024年3月1日号の掲載記事です。  あちこちを歩き回っていて、新幹線や、山間を行くバスの車窓から、あたり一面が黒光りしている風景をしばしば見るようになりました。太陽光発電機がズラリと並ぶ、ソーラーファームです。無機質な黒い板は、かつてそこに育まれていたであろう米や麦を押しのけ、ぞろぞろと不気味に並ん…

2024年4月25日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈72〉宗教者は何をすれば

※文化時報2024年1月16日号の掲載記事です。  NHK紅白歌合戦に東本願寺御影堂門が映って飛び上がった。食い入るように画面を見つめていると、Adoさんというミュージシャンが能舞台で歌っていた。還暦前のおじさんがついていけるような歌ではないが、若い世代を中心に大人気だそうだ。 …

2024年4月19日

ヒューマニズム宣言サムネイル
『文化時報』コラム 〈58〉袴田事件とカトリック教会

※文化時報2024年2月23日号の掲載記事です。  2月15日、カトリック中央協議会の招きを受け、その最高意思決定機関である司教総会「司教の集い」で講演する機会を得た。

2024年4月13日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈71〉介護者カフェ行脚

※文化時報2023年12月19日号の掲載記事です。  浄土宗は各寺院に「介護者カフェ=用語解説=」の開催を推奨しているそうである。その一つである銀山寺(末髙隆玄住職、大阪市天王寺区)さんで初開催されるというので参加してきた。同時開催で一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室の「親あるあいだの語らいカフェ」もあった…

2024年4月7日

傾聴ーいのちの叫び
『文化時報』コラム 〈58〉8050問題の影

※文化時報2024年2月16日号の掲載記事です。  地元で月に1回開催しているグリーフ(悲嘆)ケアの会でのことです。  初めて参加してくださった80代のご婦人は、2週間前に50代の娘さんを自死で亡くされたばかりでした。「まだ、夢の中にいるみたい。頭の中がごちゃごちゃで、なにがなんだか分からないんです」。 …

2024年4月1日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈70〉看護・介護現場の暴力

※文化時報2023年12月5日号の掲載記事です。  訪問看護・介護の現場で起こる暴力やハラスメントをご想像いただけるだろうか? 従事している専門職は女性が多い。利用者と一対一になる場面もリスクはあるが、家族から暴力やハラスメントを受けるケースもある。 …

2024年3月26日

error: コンテンツは保護されています