※文化時報2023年10月13日号の掲載記事です。 植物学者牧野富太郎をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」が最終回を迎えた。江戸末期から明治・大正・昭和という日本の激動期のさなかにあって、ひたすら植物と向き合い続ける主人公と、彼を支える人々の織りなす物語に、朝から心を揺さぶられた視聴者も多かっただ…
2023年12月7日
※文化時報2023年5月16日号の掲載記事です。 先日、あるお参り先でのこと。50代のお母さんと20代の息子さんが2人で暮らしている。息子さんは療育手帳を持っている。「今日はお坊さんが来るから家にいなさい」と言われていたのに、出かけたまま帰ってこないらしい。 …
2023年12月4日
※文化時報2023年4月25日号の掲載記事です。 浄土真宗各宗派の本山では、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃(きょうさん)法要が営まれている。先日筆者も東本願寺に参拝してきた。全国各地から大型バスが集まってきて山門前にずらりと並んでいた。コロナ前の風景が戻ってきてうれしくなった。 …
2023年11月27日
※文化時報2023年9月29日号の掲載記事です。 9月初旬、私は36年ぶりにヨーロッパを訪れた。龍谷大学刑事司法・誤判救済研究センターの発案による二つのイベントに登壇するためである。日本の死刑と再審の現状を、欧州の法律家にも広く知ってもらうことが目的だった。 …
2023年11月23日
※文化時報2023年9月15日号の掲載記事です。 自分を大切にしなさい。思い返せば小学生の頃からずっと言われ続けてきたような気がします。夢を持って、目標を持って、前に進めと。 でも、最近、はたと考えるのです。「自分」って何?…
2023年11月19日
※文化時報2023年9月1日号の掲載記事です。 今、訪問診療、訪問看護、訪問介護と並んでスピリチュアルケアチームが参入し、協働で在宅での終末期をサポートするという初めての挑戦をしているところです。チームメンバーは9人。全員、大慈学苑の「スピリチュアルケア実践講座」「スピリチュアルケアトレーニング」を受講・修了し…
2023年11月7日
※文化時報2023年3月28日号の掲載記事です。 まちの保健室=用語解説=の記事が本紙にも時々登場する。筆者が管理する聞法会館安住荘(大阪市平野区)でも始めてみた。場は用意するが、対応するのは看護師の皆さん。そして、何よりの主役は健康相談に訪れる地域住民の皆さんである。…
2023年11月4日
※文化時報2023年8月11日号の掲載記事です。 年を重ねてまいりますと、心配事は自分のことだけ、というわけにはいかないものです。親のことや、子、孫のことまで、問題が周りに山積み…なんてことも、時にはあるでしょう。 …
2023年10月27日
※文化時報2023年3月14日号の掲載記事です。 本紙2月28日号掲載の寄稿「『寺院葬』に物申す」を読んで、ショックを受けた寺院関係者がいたのではと心配になった。「駐車場・冷暖房は当然として…」で始まり、寺院で葬儀をするためにはハード面の充実が不可欠という指摘であった。全くもってその通りなのだが、そこまで「設備…
2023年10月23日
※文化時報2023年8月4日号の掲載記事です。 7月16日、長野県諏訪市を訪れた。盆地とはいえ標高750メートルの高地ゆえか、照りつける日差しは強烈だ。一方で、湿度を含まない風は頬に心地良かった。 …
2023年10月20日
※文化時報2023年7月28日号の掲載記事です。 夏といえば、七夕、お盆、夏祭り。そしてやっぱり、花火大会。 ここ数年は、諸般の事情で中止になっていた花火大会ですが、今年は各地で復活、開催されるようです。私の地元でも、4年ぶりの開催が決定しました。 …
2023年10月15日